近年、教育・保育等の現場において、子どもに対する性暴力事案が後を絶たず、社会全体に大きな衝撃を与えています。
本来、子どもたちを守り育むべき立場にある大人が加害者となるという、あってはならない事態が繰り返されてきたことは、私たち大人社会全体の責任として、真摯に受け止めなければなりません。
こうした状況を受け、令和8年より**日本版DBS(こども性暴力防止法)**が施行され、
教育・保育等提供事業者に対して、
- 性犯罪歴を有する者の就業を防ぐための犯罪事実確認
- 子どもの安全を確保するための体制整備
が、明確な法的責務として課されることとなりました。
これは、子どもたちの未来を守るための、極めて重要な制度的転換です。
ネットワーク設立の目的
しかし、法律は制定されただけでは十分に機能しません。
制度の趣旨が正しく理解され、現場で実効性をもって運用されてこそ、初めて子どもたちの安全につながります。
一般社団法人こども性暴力防止ネットワークは、
日本版DBS(こども性暴力防止法)の理念を社会に広く浸透させ、
事業者・関係機関・地域社会が連携しながら、実効性のある運用を実現することを目的として設立されました。
私たちは、子どもたちが性暴力の不安なく、安心して学び、遊び、健やかに成長できる社会の実現を目指し、
本法律の円滑な導入と定着を支援してまいります。
代表挨拶
ご挨拶
この度、令和8年より施行される日本版DBS(こども性暴力防止法)の導入支援を目的として、
一般社団法人こども性暴力防止ネットワークを設立し、代表理事に就任いたしました、行政書士の戸田大介でございます。
行政書士として、これまで多くの法令や制度に携わる中で、
私は一貫して「法律は、現場で使われてこそ意味を持つ」という思いを強くしてきました。
法律を「制度」から「現場の仕組み」へ
日本版DBSは、性犯罪歴の確認という入口の制度にとどまらず、
事業者に対し、
- 日常的な安全確保体制の構築
- 早期把握・相談体制
- 情報管理と緊急時対応
といった、継続的かつ組織的な取組を求める制度です。
しかし、制度の理解が不十分なままでは、
現場は「何から手を付ければよいのか分からない」「法的に正しい判断ができない」という不安を抱えることになります。
当ネットワークの役割
当ネットワークでは、以下の取組を通じて、現場を支えてまいります。
- 事業者支援
犯罪事実確認の方法、個人情報の適切な管理、漏えい時の対応などについて、具体的かつ実務的な支援を行います。
また、認定事業者制度の活用を促進し、安全な事業所の「見える化」を推進します。 - 研修・啓発活動
性暴力の特性や早期発見の重要性、再発防止策について、子どもと関わるすべての大人を対象とした研修・セミナーを実施します。 - 関係機関との連携
こども家庭庁、法務省、教育委員会、児童相談所、警察、地域の支援団体等と連携し、子どもを守るための重層的な支援体制を構築します。 - 情報発信
本法律に関する最新情報や、実務に役立つ知識を、継続的に社会へ発信していきます。
結びに
子どもたちが、性暴力の不安なく笑顔で過ごせる社会は、
私たち大人すべての願いであり、責任です。
一般社団法人こども性暴力防止ネットワークは、
行政書士としての専門性を活かし、関係機関、そして志を同じくする皆様と共に、
この重要な使命に真摯に取り組んでまいります。
今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人こども性暴力防止ネットワーク
代表理事 行政書士 戸田 大介